愛車、軽自動車(軽バン)のエブリィ(DA17V)で車中泊での釣行を行うには、室内天井部に収納するロッドホルダーの装備が必要です。
当然ながら、純正パーツや専門メーカーによる市販品は沢山ありますが、金額的には4,5万円位します。
そのお金で、何回、遊漁船に乗れるか・・・。
ということで、パーツを買って自作し、コストを極力抑えることにしました!
イレクター部品で両サイドのルーフバーを自作
諸先輩方の自作事例を確認し、イレクター部品を活用して、まずはロッドホルダーのベースとなる両サイドのルーフバーを製作し取り付けることにしました。
お金があれば、次の純正パーツを購入したいのですが、釣行にお金を回したいので我慢です。
まずは、出来上がりを紹介します。
カラーはブラックかシルバーに統一することにしていましたので、ブラックのイレクター部品を使いました。
エブリィには丸い樹脂でM6のネジ穴が隠されているので、3か所(両サイドで6か所)のネジ穴を活用して取付します。
丸い樹脂は、マイナスドライバーなどで取り外します。
ジョイント J-117R・Lの追加工
まず使うのは、
ジョイント J-117R ブラック(3ケ)
ジョイント J-117L ブラック(3ケ)
です。
この部品の追加工が今回の製作で一番、苦労するところです。
まず、M6のネジで取り付ける穴を加工します。
標準では直径3.5mmの穴が2か所開いていますが、今回はM6のネジ1本で取付する必要があるので、開いている穴の真ん中に直径6.5mmの穴を加工します。
穴加工はセンターポンチで位置を出したら、まずは2mm程度のドリルで初めに穴を開け、その後に4mm、最後に6.5mmというように、穴を大きくしていきます。
次にイレクターパイプを貫通させる加工を行います。
標準品はそれぞれ、右側か左側がふさがっています。
今回は、イレクターパイプを貫通して取り付ける必要があるので、ふさがっている部分を除去する必要があります。
ふさがっている面に、先ほど使用した6.5mmのドリルで適当に5,6か所穴を開け、ニッパなどを使って、穴と穴の間を切断しながら、ふさがっている全周を除去していきます。
最後にやすりで仕上げます。
イレクターパイプ(1200mm)の取付
使用するのは、
パイプ H-1200 ブラック(2本)
ジョイント J-49D ブラック(4ケ)
まずパイプに追加工したJ-117RかJ-117Lを3ケ通しておきます。
六角ボルトM6×15にM6SW(スプリングワッシャー)を付けてジョイントJ-117RかJ-117LをエブリーのM6ネジ穴に取付します。
R、Lをどちらに付けるかは、貫通するためにふさがっている部分を除去の加工した側を目立たない方向に統一させます。
私の場合は荷物を乗せる後側から見て、見えない方に追加工側としました。
SW(スプリングワッシャー)車の走行中の振動などでネジが緩んでしまう状況を防止するために、必要です。
今回は、六角ボルトM6×15を使用しましたが、もう少し長いボルト(M6×20とか)の方が取付しやすいと思います。
最後にパイプの両端にジョイントJ-49D(パイプアウターキャップ)を専用の接着剤で取付します。
まとめ
見てお分かりと思いますが、ジョイントJ-117R・Lの形状から、パイプ位置がネジ穴より上の位置で固定されるので、その分、ロッドが上側で固定できるメリットがあります。
また、荷室のルームランプとも干渉しない所が良いですね。
更に、車中泊の際、衣類のハンガー掛けや、傘掛けなど、様々な活用に期待ができます。
今回の製作費用を集計してみると、
パイプ 1200×2本=816
J-117R 112×3=336
J-117L 112×3=336
J-49D 47×4=188
上記の消費税計 134
六角ボルト6ケ 96
SW6ケ 24
合計 1,930
※接着剤は含めず
イレクターパイプやイレクタージョイント類はホームセンターで取り扱っているケースもありますが、ほしい物が全て揃うかというと難しいですね~。
そのような時は、多少の送料はかかるにしてもネット販売を活用するのも良いと思います。
ブラックで統一された両サイドのルーフバーが2,000円以下で自作することが出来ました♪
両サイドのルーフバーが完成すると、様々な機能品を自作することが可能になります。
車中泊の釣行に必要なロッドホルダーを自作することが可能です。
連泊の車中泊になると着替え等の荷物が増えますが、着替えなどの軽量物を収納する天井収納ユニット(脱着式)を自作することができます。
それ以外にも、ハンガーやフックを掛けたり、空間を有効活用するベースとして活躍します♪
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