前回に引き続き、仙台湾のナメタガレイ釣りをご紹介します。
とにかく宮城県や三陸地方においてナメタガレイ(正式名称ババガレイ)は年取り魚として、年末年始の子持ちナメタは高級魚として扱われ、カレイの中でも煮つけは絶品な魚です。
高い時は、一匹、4,000円~5,000円もする時がありますので、もし釣れたら本当に嬉しいですし、直ぐに元が取れます(笑)。
しかし、マガレイなどと異なり、数が沢山釣れる魚ではありません。
1枚も釣れずに帰る釣り人も多く、4、5枚釣れたら大漁と言って良い魚です。
但し、ナメタガレイは根に着く魚なので、他の根魚、例えば、アイナメ、マコガレイ、マダコ、どんこ、ソイなども釣れる可能性が高く、遊漁船の一般的な案内名称は、
『ナメタ五目釣り』として、ナメタを狙いながら色々な根魚が釣れますよ♪
と案内してます。
漁安丸さんに予約
塩釜まがき港からのナメタ五目釣りの遊漁船しては、東北丸さんと漁安丸さんに乗ったことがありますが、今回は、急きょ前日に行くことに決めた際に、ナメタ五目釣りの出船予定があった漁安丸さんに予約しました。
漁安丸さんは、釣具店を持っている訳でもなく、東北丸さんに比べれば、規模的には小さな遊漁船になりますが、ナメタ五目釣りだけでなく、活エサによるヒラメ釣り、マガレイ釣り、最近ではマダコ釣りまで手掛けているオールマイティな遊漁船になります。
これまでが定員12名の遊漁船1艘でしたが、今年、16名乗りの遊漁船を新調し、息子さんも船長として2艘体制で営業を行っていますので、これまで以上に、乗船希望する日に希望する釣りを予約しやすい状況になったと思います。
さて、まずは漁安丸さんのホームページにアクセスし、釣行日(翌日)のナメタ五目釣りの釣り船と予約状況(空席)を確認します。
漁安丸さんの場合、予約の段階で釣り座席を空席の中から予約することができます。
本当は、新艇の第八漁安丸に乗船したかったのですが、私が予約しようとホームページを確認した時点で5名の釣人しか予約がなく、残念ながら今回のナメタ五目釣りは、従来の漁安丸(定員12名)での釣行になります。
早速、TELすると受付担当の奥さんが窓口に出たので、名前で予約を申し出し、空いている席を再確認し、希望する席を指定します。
1,000円分の青イソメ、ブロックの氷付きで8,000円の料金になりますが、これまでの経験から、1,000円分では不足する可能性が高いので、追加で1,000円分の青イソメと、オリジナル仕掛け(3組1,000円)にも興味があり、それらも追加で予約し、料金は10,000での釣行になりますが、支払いは漁安丸さんの場合、釣行後に帰港してからになります。
漁安丸さんの場合、釣具店舗を保有しておらず、受付・集合場所は遊漁船の係留場所になります。
従って、追加の釣り餌や仕掛けなどは、予約の際に追加しておくか、事前に釣具屋さん等から調達しておいてから乗船する必要があります。
『出港時間は5時になっていますので、4時半までに来てください。』
との案内を受け、早々に晩酌を済ませ、寝ようとしたのですが、小学校当時の遠足の前日同様に、なかなか寝付けず、出発予定時間になるのでした(笑)。
予定通りに出港♪
4時20分頃に駐車場に着いて、荷物を持って乗船場所に向かうと、乗船する『漁安丸』は既に電気がついて乗船スタンバイがされて、既に釣り人が数人、乗船していました。
漁安丸は船体色がグリーンなのですぐに分かります。
指定の席について、ロッドホルダー、餌箱などをセッティングしている時に、船長が到着し、エサの青イソメ、ブロックの氷、予約していた仕掛けセットを受け取り、あとは出港を待つのみです。
出港は予定通り、5時頃に出ました。
この時期は日が短くなり、真っ暗な中での出港です。
この日は平日で釣り客は、私が前日夕方に予約してから、新たな予約がなかったみたいで、定員12名の遊漁船に半分の6名の釣り人を乗せての出港でした。
12月になるとナメタ五目釣りは土日はどの船も満席になるくらいの人気の釣りで、可能なら平日は比較的空があるのでお勧めです。
平日とあって、私以外の釣り人は、第一線を退いた年金暮らしと思われる初老の方々でした。
出港してから約1時間15分かけて釣り場に到着しました。
仙台湾の漁礁でのカレイ釣りでは約1時間程度の移動と思っていましたので、今回は少し遠くまで来たようです。
後で船長に聞いたら、仙台を更に南下し名取沖まで来たとのことでした。
船が減速したので、キャビンから外に出て、仕掛けに餌を付け、いつでも投入できるようにスタンバイOK!
ナメタ五目釣りの釣果は!?
6時15分~沖上り11時45分頃までの約5時間半の釣戦です。
結論は、『ナメタはイマイチだったけど、五目釣り達成!』でした。
・本命のナメタカレイ 30cmクラス 2枚
・マコカレイ 43cm筆頭に3枚
・どんこ 1匹
・小さいマダコ 1匹
・アイナメ 数えなかったけど10匹位
・フグ・・・ いっぱい・・・
私だけでなく、フグの攻防に苦労した釣行でした。
この日のナメタの釣果は、船長が無線で他の遊漁船の釣果情報を入手していたらしいですが、他の遊漁船もイマイチだったようです。
漁安丸の釣り人の中にはナメタにお目にかからなかった方もいたようで、ナメタの釣果は0~2匹とのことで私が竿頭だったようです。
ナメタの釣果はイマイチでしたが、それはそれで色々な教訓を得ました。
次回、今回の教訓を含めて、私が得ているナメタガレイのノウハウをご紹介したいと思います。
そういえば、近くに亘理町の遊漁船にも遭遇しました。
ストレス発散しきれず帰港
今回は普段の生活での蓄積したストレスを発散する目的での釣行でしたが、釣果からは完全に発散とは至りませんでした。
しかし、帰港途中には、松島の島々を観ながらの帰港は、心が落ち着きます。
塩釜まがき港では船長の奥さんが待っていて、下船し遊漁船代を支払います。
コック付きポリタンクに手洗い用のお湯を準備してくれて、これは嬉しいサービスですね♪
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