前回に引き続き、DIY(日曜大工)にて2×4材を活用し、部屋の壁面に設置した洗濯後の衣類の収納棚を製作しましたが、今回は組立作業を中心にご紹介します。
左側支柱の組立
始めに高さ支柱の高さが910mmの低い棚から組立を行います。
初めに一番下の中央の棚板をどの位置にするか決め、棚受けを取付する位置を決めて支柱に鉛筆などでケガキます。
私の場合、一番下の棚受けを足下から300mmの位置にしました。また、真ん中の棚は取付の容易性から棚受けに吊り下げるように棚板を付けるのですが、その位置を足下から670mmにしてケガキました。
一番上の棚受けは支柱の上先端(910mm)に合わせて取付するのでケガキは不要です。
左側にくる支柱(910mm×2本)に棚受け(450mm×3本)を組付けるのですが、まず足になる部分を水平な板などに当て、垂直になるように2本を水平にし、その間隔を両先端で455mm(棚の奥行寸法)になるようにします。
ケガキ線に合わせ、一番下の棚受けと中央の棚受けを支柱からはみ出さないように乗せ、一番上の棚受けは上先端に合わせて乗せます。
静かに棚受けの上に乗って、組立位置を固定し、最初にビス位置に下穴を開けてからコーススレッドビス4.2×65で組立します。
下穴を開けずにビス締めすると材料が割れる可能性が高いので開けた方が良いですが、その場合は、電動ドライバードリルは2つ準備した方が効率が良いです。
片方に下穴用ドリルをセットし、もう一つにはビス締め用+のドライバービットをセットし、下穴をあけて、直ぐにビスをねじ込み、組立した方が効率が上がります。
※以降、ビスでの固定(組立)で下穴の表記は省略しますが下穴加工前提です。
私は衣類などの軽量物を収納する予定なので、1か所につき、斜め(対角線上)に2本で十分と判断し固定しました。
後で、棚板もビスで止めるので、その時に干渉しないように注意しビス位置を決めます。
中央支柱、右側支柱の組立
中央支柱の左側支柱と棚板で固定される棚受け3本を同様に組立します。
当然ながら中央の支柱は1820mmと長いので、一番上の棚板を取り付ける棚受けの取付位置(910mm)のケガキは必要になります。
また、一番上にはハンガーラックとなるパイプを固定するための棚受けを取付します。
完成後、ひっくり返して足下から300mmの位置に単体側同様に棚受けを取付します。この棚受けは後でハンガーラック側の小物収納用の棚を乗せます。
画像はありませんが、同様に右側支柱の組立を行います。(棚受けの取付位置は異なります)
私の場合、右側支柱の一番下の棚受けを足下から450mmの位置にしました。理由は中間の補強足(2本)を棚受けの長さ450mmと同じにしたからです。
中央支柱同様に一番上にはハンガーラックとなるパイプを固定するための棚受けを取付し、棚受けが1本余っているので、その中間付近に補強として取付しました。
左側支柱と中央支柱を合体
下の写真のように、左側支柱(910mm)とい中央支柱(1810mm)を横にした状態で、両方の足部分を合わせ、一番下と一番上に棚板②455×610を位置を合わせてクランプ等で仮固定し、下穴を開けてからコーススレッドビス(3.8×38)で4隅を棚受けに固定します。
次に真ん中の棚板③455×600を下側から棚受けに固定(4隅)します。
なぜ、上下の棚板と同じように棚受に対し上から取り付けなかったというと、ビスで固定する際、電気ドライバーが上の棚受けに干渉してしまうからです。
短ドライバーで手締めで固定するなど工夫すれば、上下の棚板と同じように取付することは可能と思います。
完成して立てると、下の写真のようになります。
ここからは、私のオリジナルの部分、朝晩着替える際にカゴに入れる棚を前にはみ出させる部分、折りたたみが可能な棚の組立です。
まず、棚受け金具L字型を固定する角材を右と中央の支柱に取付したのですが、私は端材(30mm×40mm)を150mmに切断した物を取付しましたが、後述しますが長さは150mmではなく120mm位にした方が良かったです。
次にはみ出す棚板④227.5×600の両端に棚受け金具L字型を取付し、その後に中央の棚の高さに合わせて、棚受け金具L字型を支柱に取付していた角材(30×40×120mm)にネジで固定します。
棚受け金具L字型には取付用皿ネジが付属されていましたが、残念ながらネジが長く棚板に貫通してしまうことが判明し、在庫していた4×10mmのタッピングネジ(合計8個)にて棚板と角材に取付を行いました。
棚板の固定で3か所の取付用穴がありましたが、私は真ん中の穴は使用せず、タッピングネジ2個(左右で4個)で固定しました。
完成後には次のように、朝晩着替える際に、カゴに明日着る服とパジャマの入れ替え収納として出し入れしやすいようになります。
使わない時は、次のように棚受け金具L字型のレバーを操作することで、はみ出し棚が折りたたまる状態になり、すっきりしますが、多分私は、はみ出した状態で使い、折りたたむことは滅多にないでしょう(笑)。
棚受け金具L字型を固定する角材(30×40mm)の長さについて、150mmではなく120mmの方が良いと前述しましたが、折りたたむ際に操作するレバー部分が角材に当たって、完全に折りたたまないことが判明したからです。
取付した後に判明したことと、私の場合は滅多に折りたたまないと思い(笑)、そのままにしています。
私の場合は今回、はみ出し棚という目的で棚受け金具L字型を採用しましたが、目先を変えて、あまり見せたくない棚の目隠し的な役割でも使えるな~と感じました。
さて、左側(左側支柱と中央支柱側)の収納棚が完成したことになります。
これまでは、切断のための切り屑などが発生するために、ガーデンルームで作業を行っていましたが、この後は設置する部屋での作業になります。その理由は、
・一人生活によりこれ以上重くなると一人で運べない。
・完成後の長さではドアから部屋に入らない可能性が高い。
以上、左側の収納棚の組立をご紹介しました。
次回は作業場所を設置する部屋に移し、右側のハンガーラックの組立作業を中心にご紹介します。
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