マイボートの艤装として電源ボックスの自作として、今回は最終回になりますが、サブの電源ボックスの製作と、活用方法についてご紹介します。
今回の電源ボックスの製作は、マイボートのサブバッテリー化を行ったことで、電動リールなど、様々なDC12V電源機器を活用できるようになったのです。
サブの電源ボックスの製作
基本的には、メインの電源ボックスの製作と近似していますが、電源コードの種類と、設置する際の吊り下げ部分が多少異なります。
電源コードの加工
サブの電源ボックスは、
- メインの電源ボックスの電極から電源供給
- サブバッテリーから直接、電源供給
によって、必要な時だけに接続・設置し、不要な時は使用せずに保管しておくタイプなので、電源コードは接続・取外しが容易な、ワニ口クリップを取付することにしました。
取付するワニ口クリップは、電動リールなどで使用されている、
バッテリークリップ( C-531S-4-R/B)を購入し取付することにしました。
電源コードの先端(赤黒)にそれぞれR1.25-4の丸端子を圧着し、バッテリークリップのネジ部に端子を取付しカバーを被せます。
電源コード(赤黒)のリード線が、これ以上に分かれないように、約20cmのところに結束バンドを取付しました。
電源ボックス内の組付け、配線
サブの電源ボックス内の組付け、配線は、メインの電源ボックス内の組付け配線と近似していますので、違う部分のみ説明します。
電源コード(赤黒)の太さが1.25sqなので、圧着する端子はR1.25-5です。私はR1.25-4しか持っていなかったので端子の穴径をΦ5mmに追加工して使用しました。
プラボックスに追加工した穴(Φ15)に電源コード(赤黒)を通すのですが、メインより電源コードが細いし、リード線の被覆のみで、被覆が擦れてしまい最悪はショートしてしまう可能性があるので、追加工した穴に、膜付グロメット(TM-MG-16)を取り付けてから電源コードを通します。
赤テープの電極に赤リードの端子、黒テープの電極に黒リードの端子を配線接続し、メインの電源ボックス同様に、取付ベースをプラボックスに固定します。
吊り下げ部の金具を取付
ボックスの上部(左右)に、取付金具L字(5200)2個をタッピングネジ4×10mmで取付します。
取付した取付金具L字(5200)に、ジョイント金具フラット(TK19-F3S)とステンレスアイストラップ(8mm)をなべネジM4×10mmとワッシャー、ナットを活用して組付します。
私が保有していたS型フックを、ステンレスアイストラップ(8mm)に取付するのですが、アイストラップの根本の細いところでしか取付できない、即ち、根本の細いところに行かなければS型フックはアイストラップから取れないので、両方の根本に結束バンドを取付し、S型フックが取れないようにしました。
最後にしっかりべるとフックを取付して完成です。
サブの電源ボックスの活用方法
サブの電源ボックスの活用方法の大きな特徴としては、使用する時のみ取り出して設置し、使用しない時は収納しておきます。
設置場所は様々な所に設置でき、電源ボックスへの電源供給は、電源コードが約6mと長いので。設置する場所に応じて、メインの電源ボックスに接続したり、直接、サブ電源のターミナルに接続することも可能です。
活用方法は主に二つの目的で使用する予定です。
友人、遊漁船客の電動リールの電源として
友人や遊漁船のお客さんの電動リールなどの電源として活用できます。
友人やお客さんの釣り座にはロッドを立てて置くホルダーを設置している、金属製のレールが設置されていて、S字型フックでそのレールに吊り下げることで、様々な位置に設置することができます。
クリートなどに、しっかりべるとフックで吊り下げることもできます。
水中ポンプの電源として
コンソールの支柱に、しっかりべるとフックで吊り下げて水中ポンプの電源として使用する予定です。
水中ポンプ(海水ポンプ)は、次のような、様々な使用目的を考え、ポンプの選定を行う予定です。
- ボートの生け簀の海水の排水用
- 海水をくみ上げてボートの床の洗浄用
- 追加で製作予定のライブウェル(酸素の循環機能が付いた生け簀)への給水用
- 真水をポリタンクに入れ、その水をポンプアップして船外機の冷却水経路の洗浄用
以上、電源ボックスの完成に伴って、様々なDC12V機器を活用できるようになりましたが、まずは、様々な使用方法ができる、水中ポンプの選定と組付けを行います。
(マイボートに電源ボックス おわり)
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