愛車、軽自動車(軽バン)のエブリィ(DA17V)で車中泊するために、一番最初の改造として、荷室床面のフラット化の自作を行いましたのでご紹介します。
エブリィ(DA17V)での車中泊の課題
購入前から、エブリィ(DA17V)に車中泊するには、荷物を運ぶ前提の商用タイプの軽自動車である以上、購入したままでの車中泊には課題があることは想定内でした。
荷室のビニール系のシートが滑る
荷室の床面はビニール系のシートが敷いてあり、これはエブリィ(DA17V)に限ったことではありません。
簡易ベッドの設置や荷物を置くと、滑りやすくて運転時に曲道や加速・減速時に、あっちに行ったり、こっちに行ったりと、荷物などが勝手に移動します(笑)。
また、車中泊を考えると、床を土足厳禁にする必要がありますが、ビニール系のシートのままでは、人も滑ってしまいます(笑)。
荷室のシートには凹凸がある
ビニール系のシートは底部の板金や収納する後部座席を覆っていますが、その板金や座席が完全なフラットではなく凹凸があり、ビニール系のシートで覆っても凹凸が存在します。
シートの下の部品形状などから、完全なフラット状態とは言えない状況です。
これは、簡易的なベッドを構想している中では致命的で、完全に近いフラット化を行う必要があります。
合板による床面フラット化
そこで、エブリィ(DA17V)の荷室を、
フローリングにカーペットを敷いた部屋みたいな床面
をイメージした床面にトライすることにしました。
フローリングの代わりに安い合板(定尺910×1820)を使います。
1枚、1,000円前後です。
防水ラゲージマットの購入
その前に、購入しておいた方が良い、おススメ商品を紹介します。
防水ラゲージマットです。
エブリィで車中泊しながら釣行を行う場合、自然を相手にする釣りですから、雨や波などの影響で合羽やクーラーボックスなどの釣り道具が濡れたままや汚れたままで荷室に入れなければならないケースが考えられます。
車中泊のために、カーペットを敷いて土足厳禁にしようとしているのですから、汚れたままの道具をそのままカーペットに置いてしまうことには抵抗があるので、ウエットスーツ素材で出来ている、防水ラゲージマットを購入することにしました。
ところが、このマットの購入した目的はそれだけではありません。
合板とカーペットによる床面のフラット化の改造を容易に出来るように手助けしてくれるのです♪
合板の分割切断
まず、合板(定尺910×1820)を切断するのですが、エブリィ(DA17V)の荷室の長さは、運転席や助手席の位置によって変わりますが、極端に前に移動しなくても、私の通常の運転状態の位置で、約1800mm確保することができます。
身長172㎝の私には十分に就寝可能で長さ方向は1800mm(正確には合板の定尺上1820mm)に決めました。
とは言っても、車中泊時には後部座席を収納してフラットにしますが、後部座席にも人を乗せるときは、戻す必要がありますので、前後に合板を2分割にしてフラット化します。
合板の定尺寸法を考慮して、
前部=910mm(長手方向)×1200mm(幅方向)
後部=910mm(長手方向)×1335mm(幅方向)
に切断します。
まっすぐに早く切断するため、電動丸ノコと切断用の冶具を使いました。
910mmは合板の定尺寸法ですので、合板2枚からそれぞれ、1200mmと1335mmの寸法に切断します。
※後に簡易ベッドの製作もご紹介しますが、合計で合板3枚使用し大きな端材も発生します。しかし、1335mmの切断を、材料費の削減を重視する(作業も楽になる)場合は、1200mmに2枚切断することで、簡易ベッドに合板を使用しても2枚で、端材が一切でない方法もあります。
従って切断する前に、後半のページと、簡易ベッドの製作のページを確認して切断寸法を決めることをおすすめします。
後部側の合板によるフラット化
実は後部の幅1335mmは防水ラゲージマットの幅寸法と同じです。
もうお分かりですね♪
事前に購入しておいた防水ラゲージマットは、複雑な形状している荷室の後部側の合板の枠取りに活用するのです。
後部用に切断した合板(910mm×1335mm)に防水ラゲージマットを乗せて、鉛筆などで切断位置、即ち、マットの外周を合板に映していきます。
防水ラゲージマットは910mmより長いので、後部に来る方に合わせます。
さて、後部側の合板は複雑な形状に切断する必要がありますが、以前に100均(ダイソー)で購入した工具が活躍しました♪
引廻鋸というノコギリですが、自由に曲線に切断できます。
後部側の合板でのフラット化は複雑な形状に切断する必要がありましたが、防水ラゲージマットを活用することで、容易に枠取り及び切断することができ、ピタッと納まることが出来ました。
車中泊のためのエブリィ(DA17V)の床面フラット化は後半に続きます。
お楽しみに♪
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