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多機能なベンチ(椅子)を2×4材で自作(2)

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自宅のサンルーム用の多機能なベンチを2×4材でDIYにて自作しましたが、今回から具体的な製作方法についてご紹介します。

今回の自作したベンチは、ホームセンターのコメリさんで情報公開している、『How To 情報の2×4材でつくるベンチ』を参考にオリジナル性を追求して完成しました。

『How To 情報の2×4材でつくるベンチ』はこちら

製作のノウハウは、そちらのサイトでも説明していますので、私のサイトではオリジナル的に変更した部や、コメリさんのサイトでは表記していない留意点などを中心にご紹介します。

サイズの決定と2×4材の切断

まず、コメリさんのオリジナルのベンチのサイズを確認してみましょう。

ベンチの幅(座る所)のサイズが1200mmになっていますが、私はベンチの幅を1000mmに変更することにしました。

サンルームの設置場所としては1200mmの幅サイズでも全然問題はありません。
しかし、いくつかの変更理由はありますが、一番の理由は材料の歩留まりを向上させたかった、ということになりなります。

コメリさんのサイズで木取図をみると、黒い部分が端材として残ってしまう所になりますが、歩留まりを計算してみると約78%でした。
ということは、約22%が端材として残ることになります。

オリジナルベンチの木取

私の幅サイズ1000mmでハンガー機能があるベンチの2×4材(6F=1820mm)の木取(単位mm)は、

・1820(定尺材のまま) 2本
・1000+410+354=1764 2本
・1000+354+354=1708 1本
・884+884=1768 3本

コメリさんでは2×4材を9本使用しますが、私の場合は8本でそれぞれの長さに切断します。

幅サイズが1200mm→1000mmになるので本数が少なくなったと思われるかも知れませんが、歩留まりを計算してみると約97%、ということは約3%の端材しか出ないということになります。

もし、ハンガー部分が不要で、1000mm幅で通常のベンチを製作する場合、定尺のままの2本が1本で済むので、更に本数が減って7本で製作することも可能です。

2×4材の切断

2×4材を購入し、最初に切断からスタートしますが、購入する際、2×4材は結構、品質にバラツキがあります。

ホームセンターから購入する場合、1本1本、目で確認し、反りや曲がり、節や割れなどの外観を確認し、問題ない材料を選別して購入することが重要です。

それにしても、2×4材は高くなりましたね~!
今回、コメリから購入したのですが、398円/本×8本=3,184円(税込み)かかりました。
私がDIYにハマった当時の一番安かった時は、248円/本の記憶があり、DIY愛好者にとって、2×4材の値上げは痛いですね~。

前述した木取で切断します。
同じ寸法で数本切断する際は、クランプなどで数本の材料を固定し、丸ノコで一気に切断した方が効率的で寸法精度も増します。

2×4材の切断

 

次の画像が全て切断し、組付けする前の2×4材になります。

画像の左側手前の短い材料(6個)が端材で、歩留まり(97%)が良いことが分かると思います。

全て切断した2×4材

切断した材料の端面はサンダーなどできれいに面取り(バリ取り)を行うことが重要です。

切断した材料を整理すると、

A 1000mm 3本
B 410mm 2本(10mm長くした)
C 884mm 6本
D 354mm 4本
E 1820mm 2本(定尺のまま)

以上の切断材料(部品)からベンチを製作することになります。

組立の準備

2×4材の組立には、コーススレッドビスを使って、電動ドライバーで組立するのが最適です。

今回は65mmの長さの物を使います。
コーススレッドビス65mmは2×4材のDIYには一般的なビスで、お徳用の箱買しておくことをお勧めします。

今回、約60本使用しますが、私は以前に購入し在庫していたビスを使用しました。

次に下穴用のドリルと電動ドリルドライバーを準備します。

コーススレッドビスで2×4材の組立を行う際に下穴を開けてから組立しないと、『割れ』が発生する可能性が大です。

私は以前から下穴用専用のドリルを持って、コーススレッドビスの太さに応じて下穴用ドリルを選定して活用しています。

下穴用ドリルセット

今回は4mmのドリルを使用します。

できれば、電動ドリルドライバーは下穴用ドリル用と、コーススレッドビス用(+ドライバー)用と2種類準備していた方が、いちいちビットを交換せずに使用できるので作業効率が増します。

次回から実際の組立作業に入ります。

(つづく)

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