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フィッシングボートでの釣行

アイナメ釣行記(時合い、誘い編)

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アイナメ船釣り(エサ釣り)の釣行のタックル編、ポイント編に引き続き、今回は釣果に左右する、時合い、誘い方についてご紹介します。

三陸沿岸での根回り船釣りや、遊漁船での仙台湾の根回り五目釣りなどにおいて、アイナメの釣果を増やすヒントになると思います。

今年、1カ月で約400匹のアイナメを釣り上げた実績をもとにまとめています。

時合いで確実なのは朝マズメ

時合いとは、魚がエサを良く食べる時間帯のことを言い、潮流や天候などによって決まりますが、中々、予測することは難しいです。

その中で、アイナメにおいては、朝マズメ(日が出るか出ないかの時間帯)だけは、比較的、確実に釣果を伸ばすことができます。

出漁の時間は、日の出の前の、薄暗い時間に出港し、日の出のタイミングでポイントに到着し、釣行開始になるのですが、

日の出の釣行開始から約1時間が勝負!

でした。

漁の場合は、2本竿で1本は置き竿にして釣果を伸ばす工夫をしていますが、朝マズメの時間帯だけは、

1本の竿だけにし手返し良く数を釣ることに集中する。

ことが重要です。

本当に、その時間帯に限っては入れ食いで、あっという間に大漁になるのでは!?

という余計な心配をするほど釣れます(笑)。

また、活性が良い朝マズメの時は、大物が釣れる可能性が高いです。

多分ですが、小物をどけ退いて、大物が我先と食いつく状況だと思います。

ある時、釣行開始から約1時間の間に50cmクラスのみ7匹連続で釣り上げた時がありました。

 

とにかく、朝マズメの時は特に集中し、その時間帯が過ぎると落ち着くので、その後に、置き竿を追加したり、飲食する余裕を持つようにします。

このことは、遊漁船に乗っての釣行でも同じで、釣り初めに集中しましょう。

 

また、ポイントなども関係しますが、しばらく釣れていない時間から、やっと1匹釣れたとしましょう。

この時、潮流や海水温、天候などによって、別な時合いに突入した可能性があり、バタバタと釣れる可能性があるので、手返し良くし、タイミングを逃さず、釣果を伸ばしましょう。

ナメタ釣りとは逆パターンの誘い

仙台湾での根回り五目釣りとしては、年末の年越し魚として高級魚に変貌する、ナメタガレイ(ババガレイ)狙いが人気で、その時にもアイナメは狙えます。

ナメタを狙う場合、アイナメなどの他の根魚あが最初に食いつかないように、警戒心が強いナメタを釣る誘い方を以前に紹介したことがあります。

仙台湾のナメタ釣り釣行記(ノウハウ前編)はこちら

仙台湾のナメタ釣り釣行記(ノウハウ後編)はこちら

概要的には、他の根魚が最初に食いつかないように、ナメタを釣るには、

仕掛けはシンプルに、あまり誘わないでジーっと待つ時間が長い方が良い

でした。

ということは、アイナメを特化して釣るには、ナメタとは逆パターンの仕掛け、誘い方が良いということになります。

仕掛けについて、既に、派手な仕掛けをご紹介しましたので、その仕掛けを活用しての誘い方をご紹介しましょう。

アイナメ釣行記(タックル編)はこちら

とにかくおもりを小突く

カレイ(マガレイ、マコガレイ)の場合、おもりが躍るように小さな小突きがベースになり、ナメタの場合は、その小突き自体を少なくし、おもりを底に固定する誘いになるのですが、

アイナメの場合は、おもりを上下に動かして小突く。

がベースになります。その理由としては、

オモリを底にぶつけるイメージ

アイナメは音(低音)に敏感らしいので、おもりを上下させ、下げる時に底(岩盤)にぶつけて、音と振動を発生させるイメージで小突きます。

活性が高いと、少し遠くいるアイナメも寄ってきて、大物のアイナメが我先にと食いついてくる感じが何度もありました。

カレイの場合の小突きは、おもりの動きや砂を巻き上げるアピールがメインとするなら、アイナメの場合は、音と振動を出すイメージでの小突きということになります。

じゃらじゃら、ピカピカを目立たせる

オモリを小突く目的には、じゃらじゃら(集魚リーダー)やピカピカ(水中ライト)を目立たせるためもあります。

小突くことによって、じゃらじゃらのタコベイトやブレードがゆらゆら動き、また、ブレード同志がぶつかって音が出てアイナメの好奇心が増します。

ピカピカも上下することでアピール力が増します。

根がかり防止

カレイ釣りの場合は、おもりを着底させて食いつくタイミングを計る誘いもありますが、

アイナメ釣りにおいておもりを着底させたままは厳禁

です。

理由は、おもり自体が根がかりしてしまい、最悪は高価な仕掛け全体をロスってしまうリスクが高いからです。

根がかりすることは、根回り釣りにおいてある程度、容認せざるを得ません。

しかし、仕掛け全体をロスってしまうとショックは大きいです。

そこで、根がかりしたとしても、針の根がかりに留め、仕掛全体の根がかりを回避するためにも、おもりを着底したままにしないことが重要になります。

おもりは海底に『トン』とぶつけるイメージで、ぶつけたら即座に上げて、また海底にぶつける、

『トン(上げて)トン(上げて)をリズミカルに繰り返す』

が根がかりを防止して、アイナメの好奇心をかき立てる誘いになります。

針(ハリス付)は自分で結び多めに準備

針のロスはある程度、仕方ないので多めに持つようにします。

アイナメやカレイ釣りの仕掛けにおいて、ハリスの長さは10cm未満です。

市販品でハリス付きの針が売っていますが、その多くが結んでいるハリスが異常に長く無駄になります。

そこで、費用を抑える意味でも、針とハリスは単品で購入し、自分で結んで数多く準備することをお勧めします。

針にハリスを結ぶには、乾電池式の針結び器があると、簡単に効率よく針にハリスを結ぶことができます。

アイナメの場合の食わせる誘い

朝マズメ等、活性が高い時間帯は、おもりを小突いていれば釣れます。

問題は活性が低い時にいかに釣るかです。

カレイ釣りの場合、おもりを着底させて食わせるタイミングを取る場合がありますが、アイナメ釣りの場合、おもりを着底させたままは厳禁です。

そこで、トントンのおもりの上下の小突きから、おもりをゆっくり1m以上持ち上げる、即ち、エサがゆっくり浮上するイメージで、アイナメの食い気を誘うのです。

アイナメは根魚と言っても、浮き袋がないために水圧変化に強いと言われています。

海底だけに留まらず、上下の行動範囲も広いのです。

平気で海面まで上がってくる場合があるので、上下の大きな誘いが有効な場合もあるのです。

アイナメに浮き袋がないことは、当たりから釣り上げるまで、とにかく首を振って激しく抵抗するので、その間にばらす可能性も高く、それもアイナメ釣りの魅力です。

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