DIY(日曜大工)にて2×4材を活用し丈夫な棚の製作は完成間近です。
漁具・釣具などの保管棚として倉庫や作業場の広さ特徴に応じて、ピッタリサイズの棚を構想し部品リストにまとめ、部材を確保し、必要な切断を行い、最終段階の組立作業に入ります。
本柱の組立
DIY(日曜大工)にて2×4材を活用し丈夫な棚の製作も完成間近です。
ここから、ビスを使って、それぞれの部品を組立ていきます。
まずは、次の製作する倉庫棚の側面断面図を参照してください。
初めに本柱と④固定棚用棚柱(12本)、⑤移動棚用棚柱(12本)を組立てしますが、6本の本柱のそれぞれの相性を確認し、左側(前後2本)、中央(前後2本)、右側(前後2本)の3組のペアに分けておきます。
次に、それぞれの本柱に、④固定棚用棚柱と⑤移動棚用棚柱を取付する位置を鉛筆などでケガキ(1本につき6カ所)ます。
※断面図の赤点線のように
本柱と④固定棚用棚柱、⑤移動棚用棚柱をビスで組立する時、1か所に3本のビスで固定しますが、ビスの位置を事前に、④固定棚用棚柱、⑤移動棚用棚柱にケガキます。
中央の本柱には両面に、④固定棚用棚柱、⑤移動棚用棚柱を組立するので、片面は逆パターンでビスの位置を決め、それぞれのビスが干渉しないように考慮します。
ネジ位置をケガく際に、方眼紙など(普通の紙でもOK)を使用し、事前にケガキ冶具を作り、棚柱の外寸に合わせれば3か所のビス位置を即座に明記できるようにしておきます。
なにせ、24本の棚柱に合計144カ所のネジ位置を出す必要があり、いちいち寸法を測っていたら大変です。
ペアの本柱を床に置いて、455mmの棚幅の間隔を取り、初めに一番上と一番下の④固定棚用棚柱を乗せて位置を決めます。
最初にビス位置に下穴を開けてからコーススレッドビス4.2×65で組立します。
下穴とビス締めによる組立する場合、電動ドライバートリルは2つ準備した方が効率が良いです。
片方に下穴用ドリルをセットし、もう一つにはビス締め用+のドライバービットをセットし、下穴をあけて、直ぐにビズをねじ込み、組立した方が効率が上がります。
左側、中央(両面に組立)、右側に一番上と一番下の④固定棚用棚柱の組立が完了したら、一度、3組を立ててみて、垂直に組立出来たか確認します。
確認が終わったら、残りの④固定棚用棚柱と⑤移動棚用棚柱をそれぞれの本柱に同様に組立します。
固定棚用横柱の組立
組立が完了した3セットの本柱(左側、中央、右側)を連結する③固定棚用横柱(左)と③固定棚用横柱(左)を組立します。
組立は寝かせた状態で組立を行っていきます。
この作業は、組立途中の棚を、立てたり、寝かせたりする必要があるので、完成までは最低2名で作業を行ってください。
写真は完成状態につき棚板が取付されていますが、本柱に組立した固定棚用横柱に、下穴を開けてからコーススレッドビス4.2×65で組立します。
ビスの位置は、特に下側のビスは後で取付する幅広金折のビス位置と干渉しないように、横柱の先端から25mm(正確には24.5mm)の位置で固定します。
中央の棚柱には、リジェットタイ(RTT12)もシンワッシャー木工用ビス4×38で組立し、左右の棚を連結します。
従って、本柱に組立した固定棚用横柱への固定は上側、各1ぽんのビスで構いません。
次に右左の横柱の補強として、横柱(下側)と本柱を、幅広金折(3.2×30×40)にて固定します。
コーススレッドビス(3.8×38)で取付します。
この幅広金折(3.2×30×40)は、リジェットタイ(RTT12)と共に重量物を乗せても耐えられるために、必要な部品だと思います。
以上の片面の③固定棚用横柱(左)と③固定棚用横柱(左)の組立、およびリジェットタイと幅広金折での補強の作業が終わったら、棚をひっくり返し、もう片面を同様に組立を行います。
棚板の組立
完成が間近です♪
棚の骨組みが全て組立完了したら、棚を立ててから、固定棚のところに棚板を組立します。
適当な間隔でコーススレッドビス(3.8×38)にて下穴を開けてからビスで固定します。
棚板をF型クランプ等で棚柱に固定し、一気に下穴を開け、ビス締めを行います。
次に左右の可動棚の組立です。
前述しましたが、完成状態の左右の棚幅を測定し、その寸法より2~4mmほど短い長さに微調整してから組立した方が、設置や棚移動するときに容易になります。
棚板の前後に移動棚用補強をコーススレッドビス(3.8×38)で組立し、移動棚用棚柱にセットします。
そして、予定してた所に設置すれば丈夫な棚の完成です。
使用してみての考察
製作し使用開始してから5年以上経過していますが、何ら問題なく使用しています。
製作当時は、ほとんど保管する物は無かったのですが、5年も経過すると、漁具・釣具などの物品も確実に増え、今では空きスペースが無いほどの活用状況です。
煩雑に見えると思いますが、これでも整理整頓したのですよ(笑)。
棚の上部には、後付けにて、ウニ・アワビ漁に使用するカギ竿を掛けて保管できるように改造しました。
固定棚の間には高さの関係で乗らない物もありますが、可動棚のお蔭で高さがある物品も問題なく収納出来ています。
使用頻度の低い物品は段ボール箱に入れて、天板の上に乗せて保管しています。
市販のスチール棚と違って、敢えて底の部分には棚を設置しませんでした。
コストをかけたくなかった理由もありますが、一番下には、直置きで保管しても良いと考えたのです。
現在は草刈機と、海で使うバケットを床に置いていますが、それらを一旦取り出せば、底部の棚がないために、床面の掃除がしやすいというメリットの発見がありました。
さぁ、手間はかかりますが、安くて、使い勝手が良く、最適な幅サイズの丈夫な保管棚を製作してみませんか?
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