ロッドスタンドを自作するメリット
室内や倉庫でロッド(竿)を保管する際のロッドスタンドをDIYにて製作しましたのでご紹介します。
ロッドスタンドは様々な市販品が出回っています。
ロッドの収納数にもよりますが、3,000~5,000位が相場でしょうか?
震災後、少しづつですが釣具を揃えていく予定の中で、ロッドを保管するためのロッドスタンドは必須と判断し設置することを決めましたが、次のようなメリットを考えて自作することにしました。
- 製作工数はかかるが費用を抑えることが出来る。
- 設置する部屋や倉庫のレイアウトに応じた寸法などにできる。
- DIYで余った端材や部品を有効利用することが出来る。
お金はなかったですが、相変わらず、時間とやる気だけはあったので自作することにしました。
また、倉庫兼作業場に設置した釣具・漁具などの保管棚を製作した際の端材や部品が余ったいたので、それも有効活用しようと思ったのです。
製作構想と材料手配
製作する前の基本的な構想として、
- 部材の歩留まりを重視し寸法を決める。
- 将来的なロッドの数を考慮し2セット製作可能にする。
- 外観より機能重視し、簡単に製作できるようにする。
以上のように決めました。
実際には、最初の段階では2セット分の部材は準備したのですが、製作したのは1セットのみで、数年後にロッドが増えてきた段階で、保管していた部材でもう1セット製作しました。
さて、材料と切断寸法、有効活用した端材・部材などについて紹介します。
購入した材料は、SPF材 1×4 12F(3660mm) 2本 と、
波板フォームパッキンNIPK-670グレー (6本入りから2本) です。
SPF材はホームセンター(コメリ)で、548円/本です。
本来ならば、一般的な6F(1820mm)を使いたかったのですが、必要寸法からの歩留まりの関係で12F(3660mm)を購入しました。
波板フォームパッキンはエブリィ(軽バン)のロッドホルダーの製作でも使いますので、その製作で購入済みの場合は、残っていた物を使用することができ購入は不要になります。
SPF材 1×4 12F(3660mm)は1本から次のように加工します。
・670mm×3本(横ガイド3本)
・800mm×2本(左右の支柱)
これで1セット分ですので2セットではもう1本から同じように加工します。
最初から1セットで良いのであれば、SPF材 1×4 12F(3660mm) 1本で間に合います。
次に保有している端材と部材(2セット分)です。
・SPF材2×4(38mm×89mm)×260mm 4本(左右の土台)
・コーススレッドビス(3.8×38) 32本
SPF材2×4は倉庫の棚製作時の端材を使いましたが、新規に購入する場合は、
SPF材2×4 3F(910mm)から4本取れる寸法(約225mm)でも大丈夫だと思います。
※左右の土台については、設置するレイアウトに応じて、組立方法次第では寸法、数量を変更した方が良い場合がありますので、後述の組立方法を参考に検討し決定してください。
設置場所のレイアウトを考慮して組立
私の場合、ロッドスタンドのレイアウトは二つ並べる場合と前後に背中合わせで設置する場合と、どちらでも可能なように、2セット別々に製作しました。
実際に部屋のレイアウトによって、両方の設置状態がありました。
しかし、もし、一般的な市販品が多い、前後に設置するケースだけの場合は、左右の土台は1組に、ロッドスタンドの部分2組(背中合わせに)を組立して、『一つのロッドスタンド』としても製作が可能です。
その際に、土台は4個ではなく2個で良いのですが、ロッドをセットすると、穂先が中央によっていくので、前後に立てかけたロッドの穂先が干渉しないように、土台は少し幅広くとって(260mm~300mm)、前後のロッドスタンドを離して組立したほうが良いです。
さて、ロッドスタンドの組立は、あまり難しくないですが、簡単に手順と留意点を紹介します。
- 左右の土台に支柱を取付します。
極力、支柱が垂直に取付出来れば良いのですが、がたつきをなくすためには、立てた時、左右の支柱が上の位置でもずれていないように気を付けます。
前後一体型の場合は土台の前後に左右の支柱を取付します。 - 次に下側2本の横ガイドを取付します。下のガイドは土台の直上に45度の角度で取付し、その上の横ガイドは支柱の前面に合わせて取付します。
位置は上面が下から300mmの高さに取付しました。 - 上部の横ガイドを取付します。
支柱の後面に合わせて取付します。
取付高さは、私は支柱から20mm下がったところに取付しました。 - 最後に上部横ガイドに、波板フォームパッキンを貼り付けして完成です。
波板フォームパッキンは両面テープ付ですので簡単に貼り付けできます。
留意点として取付の際、下穴を開けてからネジで組立します。
まとめ
一番の特徴は端材の有無にもよりますが低コストで、それも簡単に2セット製作することができるところです。
端材がなかったとしても2セットで2,000円前後で製作可能だと思います。
諸先輩方の製作事例をみると、ロッドの固定部分は丸穴開けて2つに切断し上下のガイドにしたり手間をかけていますが、波板フォームパッキンを活用(1本130円程度)することで製作が極めて簡単にできます。
ロッドの保管数は1セット、リールが付いた状態で5,6本ですが、もし、リールを外した状態であれば、最大約20本(2セットで約40本)収納可能です。
さぁ、皆さんも製作してみては如何でしょうか?
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