今回はマイボートでのアイナメ船釣り(エサ釣り)の釣行についてご紹介します。
今シーズンの釣行実績から、アイナメ船釣りの仕掛けや誘い方などのノウハウを惜しみなくご提供します!
三陸沿岸での根回り船釣りや、遊漁船での仙台湾の根回り五目釣りなどにおいて、アイナメの釣果を増やすヒントになると思います。
新型コロナウイルスの影響で・・・
3月から4月にかけて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、営業している宿泊施設のご宿泊するお客様が激減しました。
ということで、3月中旬からは副職である漁師の立場を生かし、一本釣りアイナメ漁に専念し、活魚として市場に水揚げしてしていました。
ところが、4月7日に首都圏に発令された緊急事態宣言の直後から、活魚の入札価格が暴落、例年の半値、いや1/3の値段まで暴落してしまいました。
アイナメは春先にかけて油が乗り、首都圏の料亭に高級魚(活魚)として需要があったのですが、店が休業に追い込まれ、活魚の行き先が激減してしまったんですね。
燃料代やエサ代は変わらないので、入札価格の暴落は、減収減益に直結し、漁によっては赤字の状況に・・・。
結果的に、まじめにコツコツと出漁し、水揚げすること自体にやる気が失せて、漁に出なくなってしまったのです。
しかし、その前まで、3月中旬~4月中旬の約1カ月の実績としては、
15日の市場に水揚げで、アイナメの水揚げ数量は約1カ月で400匹という実績を上げました!
2日間の漁をまとめて水揚げしたこともあり、1回の水揚げ数量としては20~30匹ということになります。
漁獲量を増やそうとで試行錯誤しながら、強風や波が高い日以外は連続して出漁し、水揚げしてしてきましたので、
アイナメ漁の漁獲量を増やすためのノウハウがコツコツと蓄積できたのです!
ので、そのノウハウをご紹介します。
アイナメ釣り(エサ釣り)のタックルについて
リール・ロッドはカレイ釣り用で良いのですが・・・
正直、アイナメ釣りの場合は、安価なロッドやリールでも十分です。
というか、私の経験からは、高価なロッドは根がかり時の破損のリスクが高いのでおすすめしません(笑)。
カレイ釣りの場合は小突きと当たりの感度を重要視するので、軽量で先調子を追求し、高額でデリケートなロッドが様々あり、釣りに限ったことではないですが、趣味やスポーツ全般的に、ベテランになるほど、その方向に向かいますよね(笑)。
アイナメ含め根回り五目釣りの場合は、根がかりのリスクが高く、ロッドを手荒く扱って根がかりから回避することが度々あり、カレイ専用の高額なロッドの場合、軽量を追求するあまり、デリケートで乱暴な扱いでは破損してしまうリスクが高いのです。
それと、カレイ釣りの場合、感度重視し先調子8:2が一般的ですが、
アイナメ釣りの場合、お手頃価格で丈夫な7:3の調子のロッドをおすすめします。
理由はアイナメがかかった場合、特に大物の抵抗はハンパなく大きく首を振り、安価な先調子8:2では、その抵抗を吸収しきれずに外れるリスクが高いのです。
高価な先調子8:2の場合は、かかった後に胴がうまく首振り抵抗を吸収する物もありますが・・・。
7:3の調子の場合は当たりの感度が少し劣り、合わせも大きくする必要がありますが、大物のアイナメがかかった時には、首振り抵抗を胴の部分でうまく吸収してくれます。
私は最初はカレイ用のロッドでしたが、手頃で比較的丈夫な7:3調子のロッドを購入し変更してから、アイナメがかかってからのバラシが少なくなりました。
リールはカレイ釣り用、一般的な安価な両軸リールで十分ですが、私はシマノ製をお勧めします。
仕掛けは光と色と音で目立たせる!
まず、光とは『ピカピカ』ですね!
内蔵電池で500円程度でピカピカ光るやつ『水中ライト』です。
光色は赤、白、緑、青など色々ありますが、理由は分かりませんが赤はおすすめしません。
アイナメは赤色に反応すると言われていますが、光となると別なのか、友人と同じような仕掛けでピカピカの色だけ違っていたのですが、私が赤のピカピカを使っていた時は私だけ釣れず、白の友人に対し、私が青に変えて勝負できる釣果になったことがあり、それから赤だけは絶対に使わなくなりました。
次に色と音に関係する仕掛けとして、私は『じゃらじゃら』と呼んでいますが、このような『集魚リーダー』の仕掛けがおすすめです。
色が派手で小突くとブレード同志が当たって音を出すんです。
アイナメは好奇心が強く、音(低音)に敏感とのことで、ブレードの音と派手な色と動きがアピールするんだと思います。
現実的に私が最初に採用し、友人がこの仕掛けを知らなかった時、釣果に明らかに差があったのですが、友人が真似して採用した時から競り合う釣果になったので効果は明らかでした。
色としてのもう一つのテーマは、おもりの色をどうするか?
というテーマもありますが、根がかりによるロスのリスクもあり、金銭的な余裕があるなら赤又は蛍光色をお勧めしますが、鉛のままに比べて値段が高いですからね~。
『ピカピカとじゃらじゃら』を採用すれば、鉛のままのおもりでも十分に釣果は期待できると思っています。
アイナメ釣りの場合のおもりは、色によって引き寄せるというより、別な役割があると確信していますが、それについては誘い方のところで説明したいと思っています。
おもりの重さは、遊漁船での仙台湾での根回り五目釣りの場合は40号を使用しますが、三陸沿岸でも40号を中心に、深さ(30~60m)、潮流によって変える感じで、30~60号ですね。
次に肝心の仕掛けについてですが、『ピカピカとじゃらじゃら』を採用すれば、
市販にしろ自作にしろ『仕掛けはシンプル イズ ベスト』
で良いと思っています。
アイナメ釣り含め、根回り五目釣りにおいては、根がかりによる仕掛けのロスのリスクが高いので、仕掛けは数多く準備する必要があり、シンプルで安い仕掛けを数多く準備した方が良いのです。
仕掛けについては、以前にご紹介した、仙台湾のなめた釣り釣行記(ノウハウ編)が参考になると思いますので、興味がありましたらアクセスしてみてください。
但し、ロング仕掛けをオモリに直結すると、誘っている段階で、仕掛け自体が、からまってしまうリスクが高いので、最近は片テンビンを付けるようにしています。
次回はポイントと誘い方などについてご紹介します。
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