前回に引き続き、DIY(日曜大工)にて2×4材を活用し、部屋の壁面に設置した洗濯後の衣類の収納棚を製作しましたが、今回はハンガーラック部の組立を中心にご紹介します。
小物収納棚部の組立
場所は設置する部屋に移動してからの作業にしました。
多少のドリルくずなどが出ますが、別な所で作業して移動できず設置できなくなるよりはマシです(笑)。
ハンガーラック部の下側に設置する小物収納棚の部分の組立から始めます。
はじめに、小物収納棚を乗せる、ラック中央になる補強足を組立します。前後の補強足は棚受け(450mm×2本)を使い、455mmの奥行になるように平行に置き、中央支柱と同様に足下から300mmの位置に棚受けをコーススレッドビス(4.2×65)にて組付けします。
この作業は別の場所でも可能です。
次に④227.5×610の棚(はみ出し棚と同寸法)を高さ300mmの棚受けに乗せて、前面を合わせてコーススレッドビス(3.8×38)で固定します。
前回説明した、はみ出し棚が不要の場合は227.5mmに分割せずに③455×610の棚を取付することになります。
その上に、1210mmの棚を乗せるための棚受けを足下から450mmの位置にクランプ等で仮固定し、コーススレッドビス(4.2×65)で固定します。
同様に補強足の上部(450mm)の高さに棚受けをクランプ等で仮固定し、コーススレッドビス(4.2×65)で固定します。
以上で小物収納棚部の組立が完成します。
何度も申しますが、棚板の大きさや棚板間の高さは、予定する収納グッツに応じて臨機応変にオリジナル性を持った方が良いです。
ハンガーラック部の組立
小物収納棚部の上に、棚板①455×1210を乗せ、右側に右側支柱を立てて、450mmの位置の棚受けに、棚板①の右端を乗せます。
クランプ等で仮固定した後に、棚板をそれぞれの3つの棚受けの前後に、コーススレッドビス(3.8×38)6本で固定します。
中央支柱の上部の先端の棚受けに、ジョイント J-103をコーススレッドビス(3.8×38)3本で固定します。
この作業は、中央支柱単体の段階でも作業が可能です。
私は、棚受け上下の中央部に取付しましたが、もし、この上に棚板を設置する予定の場合は、パイプにハンガーを掛ける際にハンガーの掛ける部分が棚に当たりやすくなるので、その際はジョイントをなるべく下側に取付し、パイプと棚板のスキマを多く確保した方が良いです。
また、右側支柱側のジョイントを取付ける棚受けは内側に付いていて、中央支柱のジョイントを取付ける棚受けは外側(左側)についていて、左右対称でないのでおかしいのでは!?と思うかもしれませんが、理由はイレクターパイプ(1200mm)を切断せずにそのまま付けられるからです。
もし、外観的に左右対称に内側にしたい場合は、パイプを切断する前提で中央支柱の上部の棚受けを内側に取付しても構いません。
中央支柱の棚受けに取り付けたジョイントにイレクターパイプ(1200mm)を差し込み、反対側のパイプにもう一つのジョイントを差し込んでから、右支柱上部の棚受けにジョイント部をコーススレッドビス(3.8×38)3本で固定します。
ジョイントとパイプ挿入部に専用の接着剤を流し込みパイプが外れないように固定します。
以上にて、2×4材を活用し、部屋の壁面に設置する、洗濯後の衣類などを収納する棚が完成しました♪
非常にシンプルで、当初のイメージ通りの収納棚を完成することが出来ました。
棚を自作する際には、掃除が容易にできるかどうかもポイントになります。
自作した棚には、床面と棚には掃除機が余裕で入る隙間を設けているので、掃除も容易にできます。
実際に衣類を収納してみたら次のような写真になりました。
私の場合は宿泊業と漁師の時では、下着は同じでも上着やズボンは異なるので、ハンガーにかける衣類は結構多くなります。
コート等、長い衣料を掛けなければ、ハンガー部とその下の棚までに空間が目立ち、もう一つ棚を追加したくなりましたが、今回は材料の歩留まり重視で製作したので、その空間には収納容器をうまく活用したいと思っています。
部屋の壁面に設置した洗濯後の衣類の収納棚の製作のご紹介は以上になりますが、今回の製作において、材料をもう少し増やせば、更に収納能力と外観が良くなる棚のイメージや、衣類以外の収納棚として展開できるな~、と頭に浮かんだので、次回は、今回の棚をベースとして、様々な水平展開でできる棚についてご紹介したいと思います。
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