前回まで、DIY(日曜大工)にて2×4材を活用し、部屋の壁面に設置した洗濯後の衣類の収納棚を自作しご紹介してきましたが、今回は私が製作した衣類の収納棚を展開し、テレビラックや、更に収納力がアップする衣料の収納棚をご紹介します。
自作した壁面衣類収納棚の特徴
私が製作した、2×4材とOSB合板を活用した壁面衣類収納棚の特徴を整理します。
必要最低限の機能で材料の歩留まり重視
私が製作した棚のメイン材料の2×4材とOSB合板の使用量は次の数量です。
・2×4材 6F(約1820mm) 9本
・OSB合板(910×1820×11) 1枚
必要最低限の機能に絞り、材料の歩留まりとしてほぼ100%で端材はほとんど出ない設計になっています。
左側はストッカー収納がメイン
左側の棚は4つの根菜ストッカーに下着類を放り込む目的がメインになっていますので、高さは2×4材の定尺の半分の高さ(910mm)と低い高さの設計になっています。
着替え用のカゴ用の折りたたみ延長棚
朝であれば脱いだパジャマを、夜寝る時は、脱いで明日も着る衣類を入れるカゴは、折りたたみ棚受け金具を使用し、その金具が付いている棚を持ち上げると棚が延長(手前にはみ出す)になり、そこにカゴを置くことで、衣類を入れやすくしています。
使用する方の目的に応じて水平展開を!
以上のように、私の生活習慣の中で使う上で最低限の収納に限定し、歩留まりを重視し、ローコストで自作した一方で、延長棚を追加してオリジナル的に使い勝手を良くした所もありました。
今回の自作からは、同じように目的に応じて収納棚を自作し、使用したいと思う方々に、水平展開できる収納棚の構想を紹介したいと思います。
棚らしい衣類収納棚へ
私の製作した棚は、棚というよりハンガーラックっぽいです(笑)。
天板を取付ければ棚らしくもなったと思うのですが、材料が増え歩留まりも悪くなるので諦めました。
そこで、材料を増やせば、棚らしい壁面衣類収納棚になりますので是非、参考にしていただければと思います。
左側の棚も高くし歩留まり良く
棚らしくするには左右の高さを統一し天板を付ければ簡単に棚らしくなりますが、材料の歩留まりも考慮して構想してみましょう。
当然ながら私は実際に製作していないので、次の構想図で紹介します。
構想図の棚を製作するには、私が製作した収納棚に対し、
・2×4材 6F(約1820mm) 9本+3本=12本
・OSB合板(910×1820×11) 1枚+1枚=2枚
以上の材料にて製作でき、ラック部のイレクターパイプとジョイント(2個)も購入したとしても、約8,000円ほどの材料費(ビス類ふは含まず)で製作が可能です。
基本的な寸法は同じで、なるべく定尺のまま製作するように考えています。
右側のハンガーラック部と左側の収納棚の上部には天板を取付し、左側の棚枚数は6枚(天板含まず)になります。
もし、左側の棚板が多い場合は2枚減らして、右側のハンガーラック側に1枚の棚を追加することもできます。
棚の位置や棚間隔は、収納物や収納グッツのサイズに応じて任意に設置位置を決めます。
製作時の留意点
ハンガーラック部に天板を取付するので、ラックのポール位置は極力、天板から離れた位置にし、ハンガーを引っ掛ける時に、取付部が天板に干渉しずらくした方が良いです。
私の場合、ラックのポール(イレクターパイプ)の取付は左右対称でなかったので切断せずに取付しましたが、天板を取付けるために左右対称に取付するので、パイプの切断が必要になります。
あくまで強度的には、衣類などの軽量物を収納する目的で製作しているので、重量物の収納はできません。
テレビラックへの展開
棚らしい衣類収納棚の構想図からは、他の目的の収納棚にも展開できると思いませんか?
例えば、ラック部にテレビを設置しテレビラックとしての目的での収納棚です。
私の感覚としては十分に展開できると思っています。
理由としては、今回の衣類収納棚だけでなく、衣類収納棚を製作する上で参考にした、頑丈な倉庫用の棚の製作実績があるからです。
テレビ乗せる棚は丈夫に!
棚サイズをそのまま流用し材料の歩留まりを重視すると、テレビを乗せる側の棚の幅は1200mmあるので、例えば50インチクラスの大型テレビまで収納できますので、そうすると重量物になりますのでテレビを置く棚は丈夫にする必要があります。
まず、倉庫用に自作した丈夫な棚のページを紹介します。
紹介ページ(次ページ以降になると)には、外観構図や部品リストもPDFにて紹介していますので参照してください。
紹介3ページ目に上部な固定棚の組立作業を紹介していますので参照してください。
他の棚に何を収納するか?にもよりますが、最低、テレビを置く棚だけは参考にして丈夫な棚にした方が良いと思います。
それに伴って、その部分の棚受けの寸法が変更になったりするので注意してください。
その他の留意事項
- テレビを置く棚の下には、DVDプレーヤーなどを置くことができると思いますので、事前に収納サイズを計って収納できる寸法を決めた方が良いです。
- テレビを置く棚の高さは、どのような姿勢で観るか(こたつ、ソファー、テーブルなど)に応じて、一番テレビを見やすい位置を決めて棚の高さを決めましょう。
- 左側の棚には、DVDディスクや書物、飾り棚など、様々な物が収納できますので、収納物のサイズに応じて棚の位置を決めましょう。
- 左側の棚において、棚の高さを変えられる可動棚を希望する場合、倉庫用の丈夫な棚で採用していますので参考にしてください。
- 棚は、構造用合板、OSB合板など様々ありますので、予算と外観に応じて決めましょう。
- 私の場合、衣類収納につき、支柱に棚受けを固定する際にビス2本で固定しましたが、収納する重量に応じて、棚受けを固定するビスを増やす(3本とか4本)ことも考慮した方が良いです。
以上、私が自作した二つの収納棚を参考に展開次第では様々な目的で活用できる収納棚ができると思いますので、トライしてみたい方がいれば嬉しい限りです。
市販品と違ってDIYで製作することは手間がかかり苦労はしますが、格安で自分の使用目的に応じたオリジナル収納棚ができるところが大きいです♪
(おわり)
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