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喜楽な人生の釣行記

停電・車中泊用の100V電源

停電・車中泊に活躍するポータブル電源

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愛車、軽自動車(軽バン)のエブリィ(DA17V)で車中泊する際に快適に過ごすためと、震災などの自然災害による停電時に効果的な、AC100V電源の7回目となり、今回が最終回になりますが、バッテリー以外のAC100V電源として、ポータブル電源についてご紹介します。

一式揃えるつもりならポータブル電源

私が、車AC100V電源を設置することになった発端は、漁で使用する電動船外機(エレキモーター)の電源として、使用頻度の低い12Vのディープサイクルバッテリーを、車中泊で快適に過ごすため、及び、震災などの自然災害による停電時の応急電源として有効活用したい思いからでした。

でも、私のようにバッテリーを保有していなくても、車中泊や停電時の緊急電源として、AC100V電源がほしいと思っている方もいると思います。

そのような方に、容量は下がりますが、手頃な価格で、苦労しないで、バッテリー以外のAC100V電源を確保する方法として、次のポータブル電源をおすすめします。

その主な理由を箇条書きにすると、

  • 多種の入力(充電)方式と、それぞれの充電器が内臓している。
  • 正弦波タイプで多彩な出力方式が装備されている。
  • コンパクトで軽量
  • 信頼性が高く低価格

それぞれについて補足しますと、

多種の入力(充電)方式と、それぞれの充電器が内臓

ディープサイクルバッテリーへの充電方法と充電器を整理すると、

  • AC100Vコンセントからの充電では、専用の充電器を別途必要となる。
  • 車のバッテリーから充電する時は、走行充電器を設置する必要がある。
  • ソーラーパネルから充電する時は、専用のチャージコントローラーが必要となる。

以上のように、ディープサイクルバッテリーへの充電方法ではそれぞれの充電器やコントローラーを別途購入する必要があります。

ところが、このポータブル電源は、

  • AC100Vコンセントからの充電では、付属のACアダプターから充電できる。
  • 車のバッテリーから充電する時は、付属の充電ケーブルでシガーソケットから充電できる。
  • ソーラーパネルから充電する時は、付属のソーラー充電ケーブルから充電することができる。

ポータブル電源自体の価格が高いと感じるかもしれませんが、このポータブル電源は、それぞれの充電方式による充電器を準備する必要がないのです。

正弦波タイプで多彩な出力方式が装備

出力(AC100V電源)は正弦波であり、疑似正弦波タイプの弊害のリスクがなく、また、ディープサイクルバッテリーのようにDC/ACインバーターを別に準備する必要がありません。

出力方式が多彩で、

  • AC100Vコンセント2口(最大300W、50/60Hz切替可能)
  • シガーライターソケット×1(12V、120W)
  • DC12V出力(3A)
  • USB出力×4(5V、3.5A)
  • ジャンプスタート端子(12V、最大600W)→車のバッテリー上がり時の始動

AC100Vコンセント以外の出力があることは、それだけ使用できる電気製品の種類が増えることになりますね~。

パソコンの普及に伴う、USB出力から電源をとる電気製品が数多く出回っていて、そのまま使用できるので魅力です。

運転席に近いところでしか使えなかった、シガーライターソケットの電源製品も、様々な場所で使用することが出来ます

また、滅多にあることではないですが、万一、車のバッテリーが上がってしまった場合に、付属のカーチャージャー(ケーブル)を用いて対応できることは心強いですね~。

コンパクトで軽量

定格容量が違うので定量的には表現できませんが、とにかく、バッテリーに比べると、コンパクトで軽量です。

230×140×230(H)

のサイズは、私が保有している、ディープサイクルバッテリー(105Ah)の一回り小さいコンパクトさです。
何よりの魅力は、ディープサイクルバッテリーのように充電方式毎の充電器やコントローラー、DC/ACインバーターの設置場所が不要なことです。

そして重量が5.6㎏!
ディープサイクルバッテリー(105Ah)では23㎏ほどありますので、気合を入れて持ち運ばないと、ギックリ腰になりそうです(笑)。

これが内臓しているリチウムイオン電池の威力なんですね~。

信頼性が高く低価格

他社製品と比較(同じような仕様にて)すると、一番低価格で購入できる製品と思います。

それでも、販売実績は多く、口コミでは高評価で信頼性が高いことが伺えます。

その理由を調べてみると、

  • 製造メーカーは韓国で、心臓部のリチウムイオン電池は大手メーカーである韓国のサムソン製を使用している。
  • 製品はPSE(日本の電気用品安全法に伴う安全規格)、UL(米国の安全規格)など世界基準の安全規格の認証を取得している。
  • 国内販売において1年間の保証付き。

車中泊だけでなく、災害などに伴う停電の緊急電源など、ニーズが高まっている中、コンパクトで簡単に電源が取れる、ポータブル電源の市場はこれからメーカーの熾烈な戦いが続くのでしょうね。

ポータブル電源の考慮事項

ポータブル電源とバッテリーを用いた電源装置との考え方の大きな違いは、設置場所にあります。

車中泊に活用する場合、バッテリーを用いた電源装置は、極力、目立たない場所に設置し、まるで家庭で生活しているように100Vコンセントのみがある状態が理想です。

私もバッテリーを用いた電源装置は、ベッドの土台となる採集コンテナの中に収納し、コンセントのみ外から使用できるようにしました。

ポータブル電源の場合、正面(長手方向)にスイッチ類、監視用モニター、出力端子(100Vコンセント以外)、左側に入力端子端子類、右側にAC100Vコンセントと3方向に操作面があるので、目立たない所に隠すわけにはいきません。

従って、車中泊の場合、目立つ場所というか、使い勝手の良い設置場所を検討し確保する必要があります。

コンパクトでデザイン的にも違和感はないと思いますが、車中泊のレイアウトには考慮する必要があるので、事前に大きさや重量を把握して検討しておく必要があると思います。

さいごに

7回にわたり、停電時や車中泊のための100V電源についてご紹介してきました。

その活用方法として、震災などの自然災害による停電時の応急電源として有効活用することも前提にしてきました。

今思うと、東日本大震災の時、今回製作した100V電源があれば、避難生活が相当違っていたと確信しています。
特に、テレビや携帯電話、インターネットが使えなかったことで、陸の孤島化してしまい、必要とする情報が入らない、コミュニケーションがとれないことは致命傷でした。

本当に長期停電時には、電気のありがたみを実感しました。

しかし、万一の防災・減災の停電のためだけに、100V電源を準備することはムダだと思うのです。

普段の生活では、車中泊やDIYや野外活動など、趣味や娯楽を快適に過ごすためのツールとして活躍し、万一の停電時には応急電源として活躍させるとの観点で検討してみては如何でしょうか?

(おわり)

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